先日、健康診断に行ってきました。健康診断で一番の苦痛は胃部レントゲン検査です。バリウム飲むアレです。
近年のバリウムは飲みやすくなったと聞きますが、それは昔と比べたらって話です。実際には全然飲みやすくないです。というか飲み物ではないですアレは。
それでも何度か経験しているとコツがつかめてきたので今回は、発泡剤を飲んでもゲップをしない方法とバリウムを楽に飲むコツをお話したいと思います。
気持ち切り替える
まず始めにメンタルコントロールをします。
気持ちで負けていると勝負には勝てません。バリウムを飲むのって、辛いな~、嫌だな~と憂鬱になっていると、必ずツラい結果になります。なるよ!
ツラい検査だと思っていると余計にツラくなる。これ悪循環です。ではどうするか?
ズバリ!気持ちを切り替えるしかないです!
ツラい検査を受けるんだという思いを断ち切る気持ちの切り替え
これ大事です。
この検査を乗り切れば以下のようになると思い込みましょう。
例えば…
- 健康になれる
- 寿命が延びる
- 運気が上がる
- 彼女(彼氏)ができる
- 幸せになれる
- ご飯が美味しくなる
- 背が高くなる
もう何でもいいです。自分にとって嬉しいことが起こるきっかけになると思いこむことが大事です。根拠なんてなくていいです。思い込みですから。
辛くないよ!バリウムなんて。大丈夫、大丈夫!
発泡剤を飲んでもゲップをしない方法
気持ちを切り替えたところで最初の刺客がやってきます。
発泡剤です。
胃を膨らませておいてゲップをするなというアホみたいな無理難題をクリアしなくてはいけません。うっかり「ゲフッ!」なんてやってしまうと、もう一度飲まなくてはいけないので失敗は許されません。
私が実践しているゲップをしないコツは以下の3つです。
- 発泡剤を飲んだ後にアゴを引く
- 唾を飲む
- 胃の膨らみに合わせに胸を広げるようにする
一つずつ説明します。
発泡剤を飲んだ後にアゴを引く
人命救助の場面で人口呼吸をするときの手順の一つにアゴを上げるという方法があります。アゴを上げると気道が広がって呼吸がしやすくなるためです。これを「気道確保」といいます。
この反対の事をしてゲップの通り道を狭く(フタをする)します。
アゴを引くとゲップが出にくくなります。
唾を飲む
モノを飲み込むときの喉の動きを嚥下(えんげ)と言います。嚥下は胃にモノを送り込む運動なので、出てくるものを抑え込む効果があります。なので
飲み込む動作をするとゲップが抑え込めます。
唾が出ないときは、飲み込む動きを真似て、出てくるあいつ(ゲップ)を封じ込めましょう。
胃の膨らみに合わせに胸を広げる
胃の膨らみに合わせて胸を広げるとゲップが出にくくなります。空気を吸い込むのとは違います。空気を吸い込んだら肺が広がって胃を圧迫してしまうので、かえってゲップが出やすくなります。
胃の膨らみに合わせて肋骨を広げるイメージです。
外側からくる圧力を少しでも逃がしてあげることで、押し出そうとする力を弱めるわけです。
バリウムを飲むコツ
発泡剤をクリアしたら、バリウムの登場です。
私が実践しているバリウムを飲むコツは以下の3つです。
- 大量に「ゴキュ!ゴキュ!」っと飲む!
- 意識をよそに向ける
- 残量を確認しない!
大量に「ゴキュ!ゴキュ!」っと飲む!
最初からちびちび飲むと、嫌な気分が襲ってきた後に大量に飲まなければいけません。
嫌な感覚が襲ってくるまでにどれだけ飲めるかが勝負です!
そう、勝負なんですよ!負けられない勝負!
飲んだ後にゲップしないように、アゴを引く、嚥下するなども併用しましょう。
最初に多めに飲むと結果的に全部飲むのが楽になります。
意識をよそに向ける(詩人になったように)
どうしても味がダメなら、室内にあるものを見渡して関心をよそに向けます。
「あそこに置いてあるもの何だろうかぁ?」と、関係ないコトに興味を向けます。
辛いコトに意識を向けると辛さが増します。
辛いコトを忘れて乗り切りましょう。
残量を確認しない!
あとどれくらい残っているかなんて確認しない!絶対に!
予想より多くても飲まなきゃいけないので確認しても意味はないです。
というか、確認しない方が絶対いいです。
絶望の量を計るのはやめましょう。
全部飲みきったら「自分、偉い!」と優しく褒めてあげましょう。
ホントの地獄はここからです…
バリウムは早く出す!
検査台に乗ってグルグル回ったり、ひっくり返されたりと、素敵なアトラクションを楽しんだら最後の仕上げです。
それはバリウムの排泄。
早めに出したほうが後の体調が楽になります。説明を受けると思いますが、出すコツは大量の水を飲むこと。
水を大量に飲むのが難しければ、自分が大量に飲める飲料水(コーヒーでもお茶でもジュースでも良い)を検査後にすぐに大量に飲むことです。
バリウムは早ければ1時間もしないうちに出始めます。一度の排便で全部でることはありません。自宅でおとなしくしているのが一番です。
トイレから遠く離れると人生に消すことができない黒歴史が刻まれる可能性が高くなります。下剤飲んでますからね。ガマンはできませんよ。
さいごに
胃部レントゲン検査は、何度も経験すると楽に受けるコツがつかめると思います。何も考えずに我慢すればいいという姿勢だと毎年苦しみます。
苦痛を軽減するコツを自分なりに探しながら検査を受けると、ちょっと面白いかもしれません。
うそです。ちっとも面白くない!
もうちょっと楽にならないもんかなぁ…
医療は進歩してるんだろうけど、健康診断が鬱の原因になってる人っているんじゃないかと思うとなんか複雑です。ヨーグルトみたいに、バリウムに砂糖とか混ぜちゃいけないのだろうか?
それではまた。
あ、トイレ、トイレ…