怖い話や不思議な話

心霊現象が本当に苦手で怖くてたまらない人へ

投稿日:2014年6月4日 更新日:

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photo credit: EJP Photo via photopin cc

幽霊が怖くて怖くてしかたがない人っていますよね。考え込むと頭がおかしくなりそうなくらい幽霊が苦手な人。気持ちはよくわかります。私もそうでした。

一方、怖がっている人を面白がって怪談話をしてくる人っていますよね。そんな人を見かけると殺意がわきますが、幽霊になって出てこられても困るので我慢します。

今回は幽霊や心霊現象にまつわる話です。ちなみに怖いはなしではありません。幽霊の完全否定のはなしですから。

幽霊や心霊現象の話が好きな人は読まないでください。人生がつまらなくなります。




幽霊を見る人は、幽霊は存在すると思っている人

幽霊を見たという話をたまに聞きます。でも、そのときの状況を詳しく聞いてみると、どこか曖昧な反応しかしません。何か怪しい…

一番怪しいのは見た人の記憶です。たとえそれが自分であっても。

心のどこかで幽霊は存在すると思っている人は、不思議な現象に遭遇すると、それは心霊現象だと思ってしまうことがあります。人は未知の現象に遭遇すると恐怖を感じますよね。そんな時、それが何であるかわからないままでは頭が混乱します。だから答えを求めます。

これはなんだろう…

こんなときに明確な回答が見つからないと「心霊現象か?」と思ってしまう人がいます。ある意味便利な答えです。最近は超常現象という表現のほうが多いかな。

「幽霊はいる」と思っている人は、未知の現象の答えの選択肢に「幽霊」というキーワードを持っています

一方、「幽霊はいない」と思っている人の答えの選択肢には「幽霊」というキーワードがありません

同じ現象に遭遇しても、幽霊を見た、幻覚を見た、目の錯覚だ、などと答えがさまざまになります。

初音ミクは幽霊?

初音ミクのホログラム映像を見ても幽霊とは思いませんよね?

答えの選択肢に「幽霊」が含まれないからです。でも、昔の人が見たら幽霊だと思うかもしれません。ホログラムというテクノロジーを知らなければ、答えが幽霊になる可能性が高くなります。

幽霊を見たという人は、答えの選択に幽霊を選んだということです。他の人が見たら違った答えになります。

日頃から幽霊はいないと思っていても、心のどこかで「もしかしたらいるかも」と思っていたら「幽霊」というキーワードを使ってしまいます。

見たと言っている人は、このキーワードを選択しただけです。未知の現象に対する明確な答えはありません。

だって、未知なんだもん

幽霊を信じる人は、幽霊はいる(いるかも)と思っている人に限定されます。これって、どこか宗教的な感じがします。

心霊写真

私は写真業界に10年以上いましたが、残念ながら心霊写真を見たことがありません。これ、本気で残念だと思っています。

概算で100万枚以上の写真を見ましたが一枚もないんです。素人の目には心霊写真に見えるような写真はたくさん見ましたけど。

お客さんから写真を見せられて「これは霊じゃない?」って相談されたことも何度かあります。お客さんは写真に写った不思議な現象の答えに「幽霊」を使ったんですね。

でも、プロの写真屋は「幽霊」以外の選択肢をたくさん持っています。だから違う答えが出せます。

お客さんに違う答えを丁寧に説明すると納得してもらえます。中には残念そうにする人もいますが…

写真屋が持っていた心霊写真を見せてもらった

同業者が心霊写真を持っていると聞いたので見せてもらったことがあります。小学生の頃の本人が写っている写真です。ずっと気味が悪いと思っていたそうです。本人のものなので合成などの偽物ではありません。

写真を見ると、手をまっすぐ下におろしている子供の胸元に別の手が写っていました。腕はありません。

手のひらだけが胸元に写っています。

こんな時は撮影状況を詳しく聞きます。

「首から何か下げていなかった?」

「紐付きの財布を下げていた」

おかしいな…財布は写ってない。

「色は?」

「赤」

「形は?」

「もみじの形をしてた」

「色は赤だけ?裏も?」

「裏は肌色だった……あっ!これか!

手のひらに見えた物体は、首から下げたもみじ型の財布でした。本人は財布のことをすっかり忘れていたそうです。

これって、まさにアハ体験なんですよね。心霊だと思って見ていると、その先入観からなかなか抜け出せません。財布だとわかったとたんに財布にしか見えなくなります。

心霊写真かも!って相談を受けたときは、いつもこんな感じで忘れている状況を思い出してもらいます。これで解決できることが結構あります。本人が知る由もない理由の場合は可能性の域を出ませんが、それでも安心できる材料があるだけで意味不明な不安は和らぎます。

心霊現象のような写真を持っていて不安なら、信頼できる写真屋に相談するのも良いと思います。最近は写真屋が減ってしまいましたが…

雑誌の心霊写真特集

以前、ある雑誌で心霊写真特集がありました。霊媒師の人の解説付きです。

「コレは蛇の霊です」と解説された写真は、カメラのストラップが写り込んだものでした。

「墓石が写り込んでいる。墓参りへ行きなさい。」

はぁ…?
それは撮影者がわざとボケるように写した「外付けフラッシュ」の一部じゃん。明らかに捏造じゃん。

そんな写真がたくさん掲載されてましたが、信じる人は信じてしまうでしょうね。霊媒師の解説付きだし。

幽霊には影がない?

写真に写るものと、肉眼で見えるものは違います。写真は肉眼では識別できない光の波長を捉えることができるからです。赤外線カメラなどが良い例ですね。

それでも「写る」ためには光を反射する物体が必要です。物理的に存在しなければ写真に写りません。あるいは光そのものですね。厳密に言えば発光あるいは反射した波長です。

すべての物体は光源(太陽や電気)の光(波長)を跳ね返して初めて見える像になります。したがって、見えるものはすべて光源の波長を反射しています。ブラックホールが真っ黒なのは光を吸い込むからです。

光を反射するから見えるんです。見えるものには必ず影ができます。

影がないものが見えるということは絶対にありません。

「影がないものが見える」というのは理屈が矛盾するんです。影は地面にだけできるものではないんです。

目のくぼみ、アゴの下、形が立体に見えるためには、その物体自体に影がなくてはいけません。影がなければ像にならない(見えない)です。

幽霊に影ができないのなら、何で顔の形がわかるのさ?

それでも影が無いのに像を生す方法は2つあります。

平面に影を描くだまし絵がそのひとつ。それともうひとつは頭(脳内)で描くイメージです。どちらも物理的に存在しないものです。

幽霊はナゼ人を怖がらせるの?

幽霊が怖い理由のひとつに「人を襲う」というのがあります。取り憑くなんて言われることもありますね。

体調不良になったり、運が悪くなったり、追いかけてきたなんて話も聞きます。

さて、追いかけてきて何するんでしょう?取り憑くの?

話には聞くけど、そんな体験をした人が身近にいないので真偽はわかりません。

幽霊話はどれも怖そうなものばかりです。

ここに大きな疑問を感じます。

中には怖さの演出がされていると思われる話もあります。

なぜでしょう?

幽霊は面白い

ひとは恐怖を楽しむ習性がありますよね?

お化け屋敷とか怪談話など、わざわざお金を払ってまで恐怖体験をします。心のなかで恐怖を望んでいる(楽しんでいる)人がたくさんいます。ホラー映画が興行として成り立つのも恐怖を買う人たちがいるからです。

つまり、幽霊は怖い存在とした方が楽しいということです。こんな考えを無意識に持っている人は多いのではないでしょうか。

貞子は怖いです。でも、

前髪邪魔じゃね?

ビデオテープを再生して出てくるならコピーし放題じゃね?

携帯型の小さいテレビで再生したら小さい貞子が出てくんの?

とか、真面目に考えるとツッコミどころ満載です。

人為的に作られた心霊写真や心霊動画、心霊体験を信じる人の中には、心霊現象を楽しんでいる人がたくさんいます。こういった人たちの話が広まると、体験したことがない人も「幽霊はいる」と盲目的に信じてしまいます。

ウソや錯覚、それらの又聞きの話から「幽霊を見た」という話が広がり、幽霊は存在すると信じてしまう人が生まれるのだと思います。あなたもそうじゃないですか?

楽しんでる人たちだけで盛り上がっている分にはいいんだけど、本気で怖がっている人に恐怖を与えるのはやめてほしいものです。

見えるものは実在するとは限らない

「見える」とはどういうことでしょう。

人は目に見えるモノだけが見えるわけではありませんよね?「夢」は実在しない出来事を見ることができます。

でも、起きてるときに目に入る映像は、そこに存在していると感じてしまいます

人はあらゆる事象に理由を付けます。理解できない未知の現象に会うと、なぜそうなのか納得しようとします。冒頭にも書きましたが、未知の現象は怖いです。だから納得できる理由を探すんですね。理由が見つかると安心します。

突然目の前に人の姿が現れたら「そこにいる」と思います。当然ですよね。見えているんだから。いない人が見えていたら怖いから、いることにしてしまいます

トントン、何の音?

壁の中の配管を通る水の音

貯水槽へ水を組み上げるポンプの音

お隣さんの話し声

ベランダに入り込んだ猫の物音

見えないところで音が鳴る原因はたくさんあります。

恐怖を感じている時、ものすごく神経を集中しますよね?

神経を集中するとわずかな変化を察知することができます。

自律神経が動かした筋肉の動きでさえ感じることができます。

いつもは聞こえない音が聞こえるとビックリします。でも、いつもと違うのは自分の方で、聞こえた音は普段からあるのかもしれません。

幽霊の見かた

夜中に聞き慣れない音を聞いた時、幽霊かもって思いませんか?

そして、「幽霊がいるかも」と考えてる時、頭の中で幽霊をイメージしませんか?「こんな風にでてくるかも」と状況までイメージしたりして。私はよくやります。

もう目一杯イメージしたら、きっと見られます。頭の中でイメージができあがってるんだから。あとは現実の映像と脳内のイメージを合成すれば幽霊の完成です。脳内で編集された映像は、間違いなく「見えている映像」です。実在しなくても見えています

床だけ影なしにも対応しますよ。どこかの映画(リングとか)でみたような怖そうな形相も思いのまま作れます。

そして、怖いのに無意識にその恐怖を望んでいる意地悪な自分がいませんか?

幻覚を見ることは不思議なことでもなんでもありません。医学的にも受け入れられている症状です。

「幽霊が出てきたらどうしよう」

こんな風に思えば思うほど、神経が研ぎ澄まされて、見える状況を作ってしまいます。

想像するから見えてしまう。

そんな風に考えられませんか?

さいごに

世の中に不思議な現象はありますよね。

メカニズムが解明されてない現象はすべて不思議な現象です。

自然現象もメカニズムを知らなければ心霊現象。

人が作ったテクノロジーもメカニズムを知らなければ心霊現象。

恐怖心が作り出した幻覚や幻聴も心霊現象。

わからなければ心霊現象。

仕組みを知らなければ自動ドアだって心霊現象に見えます

筋肉疲労のメカニズムを知らなければ金縛りも心霊現象です。

そんなものです。

そして、恐怖は商売になる。という事実。

テレビやネットで紹介されている心霊現象は、誰かが得をするために作り出されたものだと考えられませんか?

まだまだ書きたいことがたくさんあるので今後も追記していこうと思います。

それではまた。

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ケンちです。約20年ほど写真業界にいました。いまはIT系企業で主にITとは関係ない仕事をしている普通の人です。Twitterによく出没しています。