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自転車のパンクの修理の仕方

投稿日:2014年9月23日 更新日:

自転車パンク修理

自転車のパンクの修理の仕方を解説します。パンク修理に必要なものは100円均一で買えます。自転車屋で修理するよりも安いです。作業時間は30分〜1時間くらい。慣れれば15分くらいでもできます。自分で修理すると愛着も出てモノを大事にするようになります。子供と一緒にやるものいいと思いますよ。



パンク修理セット

これがないと始まらない。100円ショップで売ってます。

どれも同じようなものですが付属品に違いがあります。基本はパッチ、ゴムノリ、ヤスリの3点セットです。

選択のポイントなど説明してみます。

パッチ

タイヤのチューブの穴を塞ぐ薄いゴムの板です。丸や四角など形はいろいろ。三個以上入ってれば十分です。

昔はこういう便利なセットは売ってませんでした。普通のゴムの板をハサミで切って使ってました。小学生のころはそうやって修理してました。(遠い目)

ゴムノリ

チューブに入ってます。揮発性が高いシンナーが含まれるので吸引しないように注意しましょう。

ノリを延ばすヘラが付いてるセットもあります。ヘラはあったほうが便利です。無ければ指を使います…

ノリを塗るときに指を使うと職人気分が味わえます。プロっぽい気がします。カラダに悪いのでオススメはしません。

布ヤスリ

チューブをキレイに磨くために使います。

セットに入っている大きさや目の粗さは結構テキトウですが特に不具合はありません。

レバー

タイヤを外すのに使います。

マイナスドライバーで代用する人もいますがチューブを傷付けるのでレバーを使いましょう。レバーは三個使います。なのでパンク修理セットには三個入ってます。

熟練になるとスーパカブのような原付バイクのタイヤを素手で外す人もいます。リムの形状とタイヤのゴムの性質によっては手でも簡単に外せます。が、工具があるなら工具使いましょう。

虫ゴム

空気を入れるバルブの空気弁となる小さいゴムの管のことです。安いお買い得な自転車はたいていこのタイプの虫ゴム使ってます。

タイヤを外した時に虫ゴムが切れてしまうことがあるのでセットに入っていると助かります。バルブの種類によっては管状の虫ゴムを使わないものもあります。

その他のポイント

パッチは銀と透明のフィルムが付いてますが、この透明フィルムに点線の切れ目が入っているものが使いやすくて良いです。切れ目が入ってないと剥がしにくいです。

用意するもの

パンク修理セットの他に必要なものたち。

  • 空気入れ
  • ペンチまたはプライヤー
  • 10mmのレンチ
  • バケツ
  • 雑巾

ペンチやレンチはバルブを外すために使います。手で外れる場合もありますが無理をすると皮が剥けます。(経験済み)レンチがなければペンチでも代用可。

バケツには水を入れておきます。なので穴が開いてないものを。タライのようなものでも代用できます。というかタライの方がやりやすいです。

水を使うので雑巾必須です。ペーパータオルでも可。ティッシュは毛羽立つからNG。修理のついでに掃除もしちゃいましょう。

さて、ここからパンク修理の手順の説明に入ります。

パンクの原因は何?

いきなり修理を始める前にまずパンクの原因を探しましょう。コレ大事です。

タイヤに画びょうや釘、ネジなどが刺さってないか見ます。(すべて経験済みです)

002_check

何か刺さってたらラッキーです。穴の位置が特定できるから。

何も刺さってない場合は歩道の段差などでゴムが傷んで切れた可能性があります。(刺さっていたものが取れただけかもしれませんが)

修理を始める前に原因を探るのはとても大事です。チューブの穴を塞いでもタイヤにパンクの原因が刺さったままだと、またパンクしてしまいます。小さなネジなどはしっかり刺さったままになってたりします。

自転車のパンクの修理の仕方

バルブを外す

まずはバルブをペンチでを緩めます。

バルブを緩めたら空気を完全に抜きます。

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空気を抜く前にバルブを外してはいけません

空気が残っている状態でバルブを外すと、空気が抜ける勢いで「ブシュー!」という音とともにバルブかどこかに吹き飛びます。バルブがなくなります。途方に暮れます。立ち尽くします。

バルブは慎重に外しましょう。

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外したバルブはなくさないように目に付く場所に置きましょう。(考えずに置くと後で探すことになります)

ナットを外す

10mmのレンチを使ってバルブの根っこにあるナットを外します。ほとんどの自転車は10mmです。

ナットもなくさないようにバルブと一緒に置きましょう。

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タイヤを外す

パンク修理セットに入っているレバーを使ってタイヤを外します。この辺からパンク修理のムードが盛り上がります。

レバーは写真のようにスポークに引っかけて使います。

007_rever

30cmくらい離れた場所に2箇所セットして、その中間に残りのレバーをねじ込んで「エイッ!」と外すと「パコン!」とタイヤがリムから外れます。ここまでできたらレバーを取って、残りは手で外していきます。

チューブを外す

チューブは手で引っ張り出します。無理に引っ張ると伸びるので注意しましょう。

ブレーキとリムの隙間は狭いのでブレーキワイヤーの張りをゆるめておくと外しやすいです。

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穴を探す

バルブを付けてチューブに空気を少しだけ入れます。

チューブを水につけて穴を探します。少しずつチューブをずらしながら空気が漏れている所を探します。

009_ana

水につけるときはチューブを折らないようにします。折り目が穴をふさいでしまうからです。穴が小さい場合、空気圧が足りず空気が漏れないことがあります。なかなか見つからない場合はもう少し空気を入れてみましょう。

バルブも水につけます。ムシゴムが痛んでいる場合、空気を入れる穴から空気が漏れます。このときはムシゴムを交換します。パンク修理セットに付属のムシゴムを元のゴムと同じ長さに切って使います。ムシゴムの痛みは外したときに傷つけている可能性があるのでチューブも一通りチェックしてください。

私のも虫ゴムが傷んでました。

006_musi_1

なので付属の虫ゴムをつけました。付属の虫ゴムは長めなので丁度いい長さにハサミで切ります。

006_musi_2

さて、チューブの穴を見つけたら空気を抜いて水気は拭き取っておきます。穴の位置は忘れないように。

ヤスリをあてる

パンク修理セットに入っているヤスリを使ってチューブを磨きます。

磨く範囲はパッチの大きさよりも広い範囲で。パッチ当ててみて広さを確認するといいです。

010_pach

チューブには製造時の剥離剤が表面に薄く残っています。この剥離剤を削り取るためにヤスリをあてます。 傷を付けるのではなくチューブを磨く要領で擦るといいです。

穴の位置がゴムのつなぎ目付近の場合、ヤスリがけがしにくいです。今回はつなぎ目のすぐ脇でした。(丸の真ん中が穴)

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つなぎ目はヤスリが当たりにくいのでこんな時はチューブを折ってヤスリをかけます。

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ゴムノリを塗る

パンク修理セットに付属のゴムノリをチューブに塗ります。ノリを塗るのはチューブだけです。パッチには塗りません

ノリはケチらずたっぷり塗りましょう。量が少ないとパッチがはがれます。

揮発性が高いのですぐに乾燥します。素早く広く塗るのがコツです。

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ゴムノリは木工用ボンドなどとは違い、乾燥してからパッチを貼ります。ノリが乾燥する前に慌ててパッチをあてないように。

パッチをあてる

ゴムノリが乾燥したらパッチを貼ります。

パッチのアルミを剥がしてチューブにあてます。

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手で押し当てただけでは接着が弱いのでドライバーの持ち手の部分などを使ってグリグリをチカラをかけて圧着させます。

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しっかり貼れたら透明フィルムを剥がします。剥がしにくいので誤ってパッチを剥がさないように。

透明フィルムに切れ目が入っているタイプなら、チューブを折るだけで「ペリペリッ!」と簡単に剥がせます。

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しっかり貼れたかな?

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穴が塞がったか確認する

少し空気を入れて、修理したところを水に浸けて空気が漏れないか確認します。

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確認したら空気を抜いて水気は拭き取ります。

万が一、空気が漏れていたら「ヤスリをあてる」からやり直しです。一度貼ったパッチは剥がれません。接着が弱ければ剥がれる場合もありますが無理に剥がそうとするとチューブが裂けるかもしれません。

やり直しといっても、上から新しいパッチを貼るのは良い方法ではありません。ときには「あきらめて自転車屋に持ち込む」という勇気も必要です。

チューブをリムに戻す

チューブをリムに戻します。

っと、そのまえにリムをのぞき込んでスポークの端からチューブを保護するゴムの板がズレてないか確認します。タイヤを外すときにズレやすいです。

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チューブを付けるときはバルブから。

バルブを最後にするとリムの穴と位置が合いません。

バルブをリムの穴に通したらナットをはめておきます。まだきつく締めません。

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チューブはねじれないように気をつけましょう。

タイヤをリムにはめる

バルブがあるところからタイヤをはめます。バルブを少し押し込むとはまりやすいです。

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チューブがタイヤとリムの間に挟まらないように気を付けましょう。

タイヤをはめる前にほんの少しだけチューブに空気を入れておくのがコツです。チューブのねじれもなおるし、タイヤとリム間に挟まれる心配もありません。

砂やゴミなどが入らないように気を付けましょう。

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空気を入れる

バルブを取り付けて空気を入れます。

空気はいきなりパンパンに入れるのではなく、半分くらい入れてからタイヤ全体をさわって、リムにしっかりはまっているか確認します。

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バルブの部分もタイヤがリムと合っているか確認してください。バルブ付近はタイヤとリムの間にチューブが挟まりやすいところです。問題がなければ残りの空気をいれます。

試運転する

ブレーキワイヤーを緩めていた場合は元に戻しましょう。

空気の張りを確認してから試運転します。しばらく時間をおいて、もう一度空気の張りを確認してみます。

張り具合が変わらなければ修理完了です。お疲れさまでした。

さいごに

自分にもできそうかも!と思ったらチャレンジしてみてください。

パンクの原因がなら修理できますが、タイヤがすり減ってチューブが露出しているような状態の場合は、タイヤとチューブの交換が必要です。修理の前にタイヤの状態をよくみてみましょう。ちなみに前後のタイヤとチューブの交換を自転車屋に依頼すると6000円前後します。安い自転車が買えますね。

自転車のパンク修理ができるお父さんはカッコイイ。という話を友人から聞きました。もしかしたらパンク修理がお父さんの株を上げるきっかけになるかもしれません。

それではまた。

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ケンちです。約20年ほど写真業界にいました。いまはIT系企業で主にITとは関係ない仕事をしている普通の人です。Twitterによく出没しています。