読書感想

セブンイレブンはバイトにやらせすぎじゃない?

投稿日:2014年11月17日 更新日:

セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」

近所のセブンイレブンに行ったらバイトが商品管理らしきことをやってた。「ああ、これが本に書いてあったやつか」と思いながら最近お気に入りの染みチョコとチーズリング(どっちも100円でうまいのだ)を買って帰りました。しかし、

バイトに商品管理を任されるのってどうなの?



まんがでわかるセブン‐イレブンの16歳からの経営学

私が読んだ本は「まんがでわかるセブン‐イレブンの16歳からの経営学」です。

では本書の内容をザクっと紹介。
父親と一緒にいる時間を減らすためにセブンイレブンでバイトを始めたちょっと目つきが悪い女子高生が主人公です。アルバイト経験を通してセブンイレブンの企業理念や仕事の仕方などを学んで行きます。マンガだからわかりやすいです。

セブンイレブンでバイトでもしようかな、と考えている人は読んだほうがいいかも。率直に言ってバイトにやらせすぎでしょ?と思います。本読んで驚きました。

経験を積ませてくれるという考え方もあるので気持ちの持ちようでは良い修練の場となります。

アルバイトに商品管理をさせていいの?

セブンイレブンではアルバイトに商品の在庫管理をやらせるそうです。

在庫管理くらいやらせてもいいんですけど、給与が見合ってないんじゃないかという疑問があります。

管理業務である以上、責任があります。本書の中でも女子高生が発注をミスって叱責される場面があります。(ポッキー3200個の誤発注と比べたらかわいいもんですが)主人公が前向き(主人公ですからね)なのでサラッと話は進みます。

アルバイトなら無責任で良いとは言いませんが、責任背負わせ過ぎじゃないでしょうか?

気軽に出来るのがアルバイトでしょ?
責任少ないから給与も安いんでしょ?
福利厚生はどうなってるんだろう?
その辺のことは本書では触れてません。経営学とは関係ないのかな。

管理者の責任と対価

セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」

普通の企業では平社員から管理者になると責任が増えます。責任に応じて対価も増えます。これ常識ですよね?

うちの会社は違う?いやそれはご愁傷様ですが今は置いといて。

アルバイトに管理責任はないでしょ?

さらに本書ではアルバイトが販促のアイデアまで出してます。これ、自由にやらせているなら楽しいでしょう。でも違います。担当者の責任としてやらせています。

それってどうなの?

時給いくらが責任の対価なのでしょう?

それを差し引いた単純労働の対価は?

もちろん本書ではその辺のことには触れてません。

責任を深く追及することはないのかもしれませんが、人によっては精神的につらいんじゃないでしょうか。嫌なら辞めればいいだけの話ですがなんか腑に落ちません。

やりがいは大事だけどお金も大事

仕事で大切なのはやりがいだと思います。つまらない仕事を続けるのはツライです。でも、お金も大事です。

在庫管理をしっかりやって機会損失をなくす。アイデアを出して販売促進する。

成功すれば褒められます。褒められればやる気もでます。

本書に書かれているのはこのビジネスモデルとマインドの部分だけなんですよ。

売り上げが上がり、利益が増えた結果、そのお金はどこに行くのでしょう?バイトの時給が上がるの?違うのならどこに行く?

さいごに

セブンイレブンの企業理念はすばらしいです。とても綺麗です。

本書を読んで、セブンイレブンは客のため、地域のためという綺麗な事で労働力を搾取しているように見えました。賃金の仕組みについても触れるべきだったと思います。触れられないから書けないのかな?そんな疑問が残ります。

セブンイレブンの印象が悪くなったけど、今日も染みチョコとチーズリング買って帰ります。セブンイレブンのバイトのみなさん頑張ってください。

この本読んだらどんな気持ちになるんだろ?

それではまた。

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