読書感想

村山早紀さんの「花咲家の人々」「花咲家の休日」を読みました

投稿日:2015年1月11日 更新日:

最近はすっかり文庫本を読まなくなったケンち(@ soredou_kenchi )です。久しぶりに文庫本を読みましたのでその感想など書きます。

文庫本は苦手でした

私はたぶん20年くらい文庫本を読んでません。最後に読んだのは(記憶にあるのは)筒井康隆さんの「七瀬ふたたび」だったと思います。最近ではビジネス書ばかり読んでます。休日も仕事から意識が抜けないのはどうなの?という思いはあり、文庫本のコーナーに足を運ぶこともありますが、「どれを読んだら良いの?」という迷いから平積みされた文庫本を眺めて終わりという日を過ごしてはや20年。

きっかけがあれば

そう、きっかけが大事なんですよ。だって文庫本たくさんあるんだもん。万能鑑定士Qシリーズとか、ビブリア古書堂の事件手帖とか、タイトルだけはいくつか知っている本もありますが、いまひとつ「自分が読む本」という気がしなくて。それと私は記憶力に障害があるのか本を読んでいると途中で冒頭の登場人物とか固有名詞を完全に忘れてしまってわけわからんちんになってしまうです。一言で言えば…

本を読むのが下手

なので物語を読むのが苦痛なのです。文庫本を素通りしてきたのはこの性格の影響もあります。それでも休日にビジネス書ばかり眺めているのはつまらないので物語を楽しめる本に出会いたい願望がありました。

きっかけ

以前、ZenWatchを紹介する記事を書きました。
【スマートウォッチ】ASUS ZenWatch を買った理由と使用感

この記事の紹介をTwitterで流したときにリツイートしていただいた方のおひとりが村山早紀さんです。児童文学作家として有名な方です。

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/村山早紀

嬉しい想いよりも、なんだか凄い方にリツイートしていただいちゃったなぁと、ビビりまくってお礼を言うのも忘れてしまった次第です。(失礼しました。そして恥ずかしい…)

文庫本も書かれている方なので「児童文学作家の方が書かれた本なら読むのが下手な私でも大丈夫かな?」という思い込みと、絵本作家を目指していた若い頃の自分の記憶が勝手に親近感を覚えて村山早紀さんの本を読んでみたい気持ちになりました。

ということで前置きが長くなりました。今回読ませて頂いた本は「花咲家の人々」と「花咲家の休日」の二冊です。

海辺の街、風早(かざはや)の駅前商店街にあるお花屋さん「千草苑(せんそうえん)」に住む不思議なチカラを持った花咲(はなさき)家の人々の物語です。

花咲家の人々

私、本当に本を読むのが下手なんですが、「花咲家の人々」はスラスラと読めました。とても読みやすかったです。読む人を疲れさせない書き方をされている印象です。文章表現が優しいので読んでいてストレスを感じませんでした。

内容は大人向けのファンタジーですね。植物と話ができる、という夢のあるファンタジーと、人の生死という重いテーマをうまく掛け合わせていると思いました。登場人物も個性がはっきりしていて魅力的です。あ、個性がはっきりしているから私みたいな読むのが下手な人でも覚えやすい(読みやすい)んだ。いま気づきました。

風早の街が実在するなら行ってみたいです。不思議な体験ができて楽しそう。(ちなみに架空の街です。残念!)

花咲家の休日

「花咲家の人々」に続くシリーズ第二弾の「花咲家の休日」。一作目よりもファンタジー色が濃く感じました。「花咲家の人々」で書かれた登場人物や舞台の説明が省かれている分、物語に集中しやすかったからかもしれません。

猫の小雪のお話「金の瞳と王子様」は猫好きにはたまりません。一番のお気に入りです。猫好きならついニヤけてしまうのでは。私はひとに見せられる顔してなかったと思います。嬉しくて楽しくて。終始ニヤニヤしてしまいました。

さいごに

ネタバレになるとよろしくないかな、と思いサラッとした感想になってしまいました。すみません。

私は純粋なファンタジーが好きです。映画で言えばダーククリスタルとか。「花咲家の人々」「花咲家の休日」は純粋なファンタジーですね。出会えて良かったと思う面白い本でした。

花咲家シリーズの舞台となる風早の街の物語は他にもたくさんあるようなので探してみたいと思います。

次に読む予定は竜宮ホテルシリーズです。こちらも風早の街が舞台なんですよね。違うお話で同じ街が舞台というのが面白いですね。

素敵な本と出会えたきっかけを下さったことに感謝します。
村山早紀さん、ありがとうございました。

余談

「花咲家の人々」を読んだとき、映画サイレントランニングを思い出しました。SF映画なんですけどね。ラストシーンでたった一人で、帰る星の無い宇宙船の中で植物を大切に育てるロボットが出てきます。私が二回目に拾った猫にこのロボットの名前を付けました。植物と猫つながりで思い出しちゃった。

それではまた。

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ケンちです。約20年ほど写真業界にいました。いまはIT系企業で主にITとは関係ない仕事をしている普通の人です。Twitterによく出没しています。