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映画『バクマン。』を観た感想。実写ならではの良さが満載だった!

投稿日:2015年10月12日 更新日:

映画『バクマン。』を観てきましたので感想など書きます。漫画やアニメの実写化は失敗が多い印象ですが『バクマン。』は成功だったと思います。

映画『バクマン。』公式サイト

『バクマン。』について

『バクマン。』は週間少年ジャンプで連載していた漫画です。アニメはNHKで放送されました。原作は『ヒカルの碁』『デスノート』でおなじみの大場つぐみと小畑健のコンビです。

二人の高校生が週間少年ジャンプに連載される漫画家を目指して切磋琢磨するストーリーなわけですが、なにがスゴイって、これをNHKがアニメ化したことです。

あのNHKでワンピースやらドラゴンボールなどの作品名をそのまま使ったのは驚きです。他の作品の影像もバンバン出てきました。これだけでも『バクマン。』は社会現象を起こした作品と言えるのではないでしょうか。

NHKが変わったのか、『バクマン。』がスゴイのかはさて置いて…

キャスト

TVアニメ バクマン。キャラクターカバーソングアルバム UTAMAN

今回の映画『バクマン。』のキャストを超ざっくり紹介。

真城最高(サイコー)― 佐藤健
仮面ライダー電王のひと。

高木秋人(シュージン)― 神木隆之介
千と千尋の神隠しでは坊の声やってるひと。え?

新妻エイジ ― 染谷将太
バケモノの子の九太の声のひと。
菊地凛子の旦那。マジか?

亜豆美保 ― 小松菜奈
映画『渇き。』の加奈子
CMもいろいろでてますね。
かわいい…

キャスティングは原作のイメージと近かったと思います。特に違和感はありませんでした。

あえて言うなら編集者役の山田孝之氏は闇金ウシジマくんのイメージが強すぎかなと。個人の感想ですが。怖い人のイメージが拭えません…

ストーリーについて

ストーリーの概要はこちらを見てね↓

ストーリー|映画『バクマン。』公式サイト

正直、長編のストーリー漫画を2時間の映画にするのはムリがあります。これは原作で作画を担当していた小畑健氏も懸念していたことです。

「地味で長い話を2時間でどう収めるのだろうかと『映画は無理なのでは?』と思いました」と振り返りつつも、「本当によくハマっています」と映画の出来に満足している様子を見せた。

「映画は無理なのでは?」小畑健が抱いた『バクマン。』実写化への思い – シネマトゥデイ より引用

ストーリーの厚みを原作と比較するのは酷です。原作を読んだ人にとっては物足りない部分もあると思いますが、2時間という枠で考えると確かにうまくハマっていると思いました。ここは割り切りが必要でしょうね。

見どころ

漫画を描くシーンは、漫画やアニメよりも実写が一番リアルです。現実世界の情景は実写で表現したほうがリアルなのは当然ですよね。

ネームの作り方、ペンを持つ角度と走らせるスピード、筆圧、紙の抑え方、紙の回転の仕方、汚れた手で紙を汚さない工夫などなど、あらゆるシーンが実写で見られます。漫画家を目指す人にとっても、ヒントになる影像がたくさんあると思います。

読者アンケートで1位を競うシーンは週間少年ジャンプの王道である『バトル』で表現しているのも面白いです。『バクマン。』はジャンプの漫画です。実写の影像に王道の演出を取り入れたのはある意味正解だったと思います。ジャンプってこうだよね。みたいな。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、漫画を描いた経験があれば随所に『あるある』と『ないない』が散りばめられていて、二度三度見ても楽しめる内容でした。

残念だったところ

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ストーリーが短縮されるのは仕方がないのですが、苦悩する場面や格闘シーンが長すぎたかなと。その分短いシーンでも良いので他のキャラが出てくれば物語の深みが増したのではと思います。

ストーリー的には真城の家族、ビジュアル的には亜豆の家族が欲しかったです。特に亜豆の母親ね。次回作があるなら是非お願いします。

考えさせられたところ

夢を目指す主人公の情熱とそれを商売とする編集の立場には考えさせるものがあります。読者アンケートの順位に一喜一憂する漫画家は編集部が作った競争原理に従うしかありません。これ、なんか悲しいですね。

漫画は売れなければ意味がないんですね。

物語のなかでも読者アンケートを基準にするやり方に疑問を投げかけるシーンがあります。作家が描きたい作品と売れる作品をつなぐのが編集者の役割なのでしょうけどモヤモヤするものが残ります。

エンドロールまで楽しめる

もしかしたらこの映画の一番の見どころかもしれないのがエンドロールです。本編から流れるように始まるエンドロールは絶品でした。

実写と漫画を上手に融合させた演出のあとに映る単行本の数々。懐かしい作品を目に『これ読んだなぁ』などと感慨にふけっていると

『あれ?こんな作品あったっけ?』

『あの作品に似てるけど…あれ?』

『おお!そいういうことか!』

という嬉しい驚きが!

これは見てのお楽しみ。

さいごに

『バクマン。』は漫画からアニメ化されましたが、映画では実写ならではの面白い演出が随所にあります。

原作を読んでない人でも楽しめる内容にまとまっています。

わずか数秒でページをめくる漫画を見る目が変わると思いますよ。

そういえば、中学生のころ友人に言われた言葉を思い出しました。

『オマエは絵がうまい。オレがストーリーを考えるから、ふたりで漫画家にならないか?』

私には博打をする勇気がありませんでした…

それではまた。

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ケンちです。約20年ほど写真業界にいました。いまはIT系企業で主にITとは関係ない仕事をしている普通の人です。Twitterによく出没しています。