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写真の構図はファインダーを覗く前に片目を閉じて決める

投稿日:2015年11月21日 更新日:

肉眼で被写体を見て構図を決めても、ファインダーを覗くと、どこかイメージが違う。

そんな経験ありませんか?

私は肉眼で見た被写体をファインダー越しに見ると「あれ?」と違和感を感じることがあります。

この問題を解決する方法と、それにより得られるもう一つの効果のはなしをします。

※ファインダーを使う人向けの記事です



立体感が構図の邪魔をする

紅葉

まずは私が感じる違和感が何なのかの話をします。

肉眼(両目)で被写体を見ていると、被写体は立体的に見えます。前後に配置されたものが多くあるほど、世界はより立体的に見えます。

紅葉のように枝葉が前後に、かつ複雑に絡みあうものは超立体的です。

豪快な紅葉を見て圧倒される理由のひとつが、この超立体的に見えるダイナリズムです。もちろん、感動の理由に色の鮮やかさもありますが、どなにキレイな葉の色でも枝に数枚では感動しないでしょう。

このダイナミックな感動を写真におさめるためにシャッターを切る人は多いです。公園に行くと紅葉の写真を撮っている人を多く見かけます。みなさん感動しているんですよね。

ですが、その感動は写真では忠実には再現されなてないと思います。

画像の大きさの問題もありますが、ダイナミックさは確実に減っていると思います。

ダイナミックさが減る理由…それは写真は平面だからです。

平面の写真では肉眼で得られる超立体的な感動が表せません。

これが私が感じる問題です。

※撮影のテクニックについて言及してはいけません

立体感を消して構図を決める

紅葉

超立体的な被写体は、肉眼で見たイメージと、写真にしたイメージの差が大きいです。

この差を少なくする方法が片目を閉じて構図を決めるです。(「片目で見る」ともいう)

つまり肉眼で立体視しないようにするわけです。

片目を閉じて見ることで写真に写した時のイメージがしやすくなります。

この片目を閉じて構図を決める方法は接近して撮影する被写体にも有効です。

例えば花の写真を撮る場合、私は両目で大まかな構図を決めたあと、片目を閉じて写真に写す構図を決めます。

左目と右目は別の世界を見ている

さざんか

近接撮影をしているとき、両目で構図を決めたあと、いざファインダーを覗くと左右にウロウロしてしまうことはありませんか?(感覚的な問題なので気にならない人もいると思います)

これは肉眼で見た世界とファインダーに写る世界が違うためです。先述のダイナリズムとはまた違った問題ですね。

左目と右目を交互にパチパチと閉じてみると、左目と右目が見ている影像の違いがわかります。左目にしか見えない部分と右目にしか見えない部分がありますよね。

目が1つのカメラでは、このどちらかしか写せません。カメラで写せるのは片目で見た世界だけです。

なので、私は両目で構図を決めて「良し!」とファインダーを覗くのではなく、その前に片目を閉じて写真に写す構図を決めます。

もちろん、ファインダーを覗きながら最終的な構図を決めますが、事前に肉眼で写真に写す構図を決めておけば、すばやく写真を撮ることもできます。

すばやく撮る必要なんて、フィルムの時代は考えませんでしたけど。

写真をすばやく撮る利点

さざんか

片目で構図を決める最大の理由は、肉眼と写真影像のイメージの差を少なくすることでした。

実はこの方法を頻繁に使うようになったのはデジタルカメラを使い始めてからです。

フィルムカメラの時代はファインダーを覗きながらゆっくり構図を決めてました。

では、なぜすばやく撮る必要があるのか?

答えは単純です。

その方が電池が長持ちするからです。

デジタルカメラは電池の消耗が激しいです。数百枚の写真を撮る場合、電源を入れたまま構図を決めるのに時間がかかっていると、あっという間に電池切れになってしまいます。

事前に写真に写す構図を決めておけば、電源を入れている時間が短くできるので電池の消耗が抑えられます。

機種や使い方によって効果の差があるので、どの程度の違いがあるかはなんともいえませんが、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

さいごに

イチョウ

超立体的に見える被写体や近接撮影では、片目を閉じて構図を決める。そうすることで電池も長持ちする。

今回、初めてデジタル一眼レフカメラを使って紅葉の撮影をしてみて考えた方法です。

私は紅葉の写真が苦手です。花の写真も苦手です。苦手意識もあってか構図を決めるのに時間がかかります。

片目を閉じて構図を決めるのは、そんな写真ベタの私が考えた苦肉の策でした。

私のように思うような写真が撮れない人、構図を決めるのに時間がかかる人は試してみるといいかもしれません。

それではまた。

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ケンちです。約20年ほど写真業界にいました。いまはIT系企業で主にITとは関係ない仕事をしている普通の人です。Twitterによく出没しています。