年末調整で使用する保険料控除申告書の計算ができるエクセルファイルを作りました。
あの面倒な計算が簡単にできます。
保険料控除の計算が苦手な人や計算のチェックをする事務の人にも使って頂ければと思います。
平成28年分用に作りましたが平成30年分でも使えます。
今後も計算式が変わらなければ使えます。後述しますがこのファイルは改変可能です。自由にカスタマイズしてください。
保険料控除申告書の計算はわかりにくい
私は年末調整の仕事をしています。毎年毎年、保険料控除申告書のチェックに悩まされます。計算が間違っていたり、申告書は無記入のまま保険の証明書類だけ添付する人が意外と多いためです。
計算の間違いは良い(良くないけど必ずチェックするからまだ良い)のですが、無記入は困ります。保険の受取人などは証明書類に記載されてないからです。
無記入で提出する人の話を聞くと、どうも計算の方法がよくわからないとか。だから総務や経理に任せてしまおうということらしいです。
まあ確かにわかりにくいですね。特に一般の生命保険や個人年金は「新」「旧」で計算方法が違ったりします。
ということで、計算が苦手な人のために保険料控除申告書の計算機をエクセルで作りました。
保険料控除申告書の計算機の使い方
まずこのファイルはPC環境推奨です。スマホやタブレットでは動かない可能性があります。(パソコンで作っているので)
よろしければ以下の「計算シートをダウンロード」からファイルをダウンロードしてください。
保険料控除申告書のエクセル計算シート
ダウンロードファイル名は「hokencalc.zip」です。このZIPファイルの中には以下のファイルが入っています。
「hokencalc.xlsx」
この「hokencalc.xlsx」をデスクトップなど、適当なところに置いてください。
ファイルを開くと以下のような画面になっています。
イメージは保険料控除申告書と似せてありますが、配偶者特別控除などの右側の欄はありません。すみません。計算できるのは一般の生命保険から地震保険までとなっています。計算がややこしいのはココだと思うので。
また、このファイルはあくまでも計算をするためのものです。そのまま印刷して使うことはできません。計算の結果を申告書に転記してください。
計算の仕方は、基本的に以下の2ステップです。
- 区分の「新」か「旧」、「地震」か「旧長期」などを選択
- 控除の対象額を入力
金額を入力すると黄色いセルに計算結果が反映されます。
「新」「旧」、「地震」「旧長期」の違いは、保険会社から送付された証明書類で確認してください。
念のため「新」「旧」、「地震」「旧長期」は取り違えないように色が変わるようにしてあります。
保険等の名称なども入力できますが、名称や氏名などは計算の結果に影響しません。なので名称や氏名は入力しなくても問題ありません。
たくさんの保険に加入していて行が足りない場合は金額欄に合算した額を入れるなどの工夫が必要です。
以下の使用上の注意をよく読んでからお使いください。
使用上の注意
このファイルを使用した結果について私は一切の責任を負いません。使用されるPC環境などによってどのような影響がでるか予測できないためです。
このファイルの再配布はしないでください。またファイルへの直リンクはしないでください。
ご自身の責任で改変して使用していただいても結構です。シートは保護をしていますがパスワードはかけていません。カスタマイズする場合、入力欄の右側に隠れた列(M列からZ列)がありますので再表示してみてください。
さいごに
会社で年末調整のチェック作業をする人の役にも立つのではないかと思います。
試しに使って頂けたら幸いです。
問題があればお問い合わせまたはツイッターなどでお知らせください。可能であれば対処します。
それではまた。
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