雑記

教師の不祥事ニュースで思い出すある先生と生徒の遊び

投稿日:2016年12月3日 更新日:

学校で起きる教師の不祥事のニュースを見ると思い出すことがある。

今から10年以上前のこと。私の子供が通う小学校での出来事。

それは最高に気分の悪い出来事だった。



緊急説明会

その日は突然やってきた。

小学校で起きた問題について学校側から保護者に対する「緊急説明会」を開くというプリントを息子が持って帰ってきた。

場所は小学校ではなく、近くの別の場所にある学校関係施設。

時間は夜の8時から。

日付はプリントが配布された当日だった。

何が起きたのかは書かれていなかった。

息子が言うには、先生のひとりが何かやったらしい。それは親に説明が必要なことらしい。

知っているのはそれだけだった。

説明会の場所に子供を同伴して良いのかもわからなかった。しかし内容次第では子供に直接聞かせるよりも、親から説明したほうが良いかもしれなと考えて息子には留守番をさせた。

説明会場にて

少し早めに会場に行くと、保護者が慌ただしく集まってきた。見知った人も見えた。

ざっと見て200人くらい。

仕事で来られない人もいただろう。小さな子供を抱っこしている母親もいた。事情を知っているらしき人たちは険しい表情で話をしていた。

会場の前面のテーブルには校長をはじめ問題が起きた学年の教師たち。少し離れたテーブルに教育委員会の人が数名。

異常な雰囲気の中で「教育委員会って実在するのか」と妙な関心をした。組織があるのは知っていても関係者を見たのは初めてだった。

会場の外の廊下にも教師が数名いた。なぜ廊下にいるのか、このときはまだ知らなかった。

先生と生徒の遊び

時間となった。

緊急な呼びたてを謝罪するとともに、校長から説明が始まった。

ある教師の行動について、一部の保護者から報告を受けた。

この問題は、ある保護者が娘から話を聞いて発覚した。

学校としては保護者に説明をする責任があると考えた。

保護者からも意見も聞かせていただければ。

と、こんな感じだ。

肝心の「問題」とは、ある先生と生徒の遊びだった。

その遊びとは

先生が生徒を呼び

2人きりの部屋で

生徒に目隠しをして

ダンスをさせる

というものだった。

この遊びを体験したのは1人だけではないらしい。

女子生徒だけでなく男子生徒も対象となっていた。私の息子はこの遊びを知らなかった。このことから一部の気に入られた生徒が対象だったのかと思われる。

学校側の考え

学校側はこの事象が遊びとして成立しているとは考えておらず、児童と保護者に対する謝罪もした。問題として捉えているからこそ教育委員会の人も同席しているという。

ただし、教師の進退については慎重な意見だった。

学期の途中で教師が変わると生徒も混乱する。教師の希望もあり、続けさせたい。とのこと。

本人の希望など知ったことではないし、そもそも希望が言える立場なのか疑問だった。

該当教師はまだ30歳くらい。若気の至りか。だからまだ先のある若い人にチャンスをあげたいのか。

その辺、どういった思惑があったのかはわからないけれど印象が良いわけがない。こんな説明が下手な校長のもとで働く他の先生たちは大変だろうなと辺りを見渡した。いや、教育委員会から言わされてるだけかもしれない。

保護者の反応

学校側は説明が終わったあとで保護者に意見を求めた。

200人ほどが集まっていても発言をする人はわずか5人ほど。

急にそんな説明をされて意見を求められても困る。学校側はいろいろ準備していたのだろうけれど、こちらはいきなりだからムリがある。

2人きりの部屋で子供に目隠しをした

自分の子供がこんなことをさせられたと知ったら言葉も出ないだろう。対象となった生徒は不明。だから自分の子供が対象となったかもしれない。その場に子供を連れてきた人は少ない。確認のしようもない。

ダンスをしてる子供を教師は黙って見ていたのか。2人きりの部屋で何が起きていたかなんて誰にもわからない。子供がどこまで正直に話せるだろう。

この事象を初めて知った保護者たちのざわめきの中、該当教師の責任の追求、処遇の追求など、言われて当然だろうと思える意見が発せられた。

私も発言した。内容は、小さな子供がいる保護者が夕食時に200人も急遽集められただけでも多大な迷惑をかけていること(夜に子供だけで留守番をされられてる家庭もある現状)の認識。参加できなかった保護者へも詳細の報告をすること。該当教師の処分の明示の要求などなど。

本人から反省や釈明もないままそれ以上の意見を言うのは難しかった。

泣いてる保護者もいた。

その場に該当教師はいなかった。

該当教師の言葉

保護者からの発言を聞いたあとで校長が言った。

「実は外の廊下に◯◯先生がいます。皆さんの言葉を聞いてもらいました。彼にも発言をする機会をいただきたいです。いかがでしょうか?」

最初に言え

声も聞きたくない。と思う親もいたようだけれど、本人から釈明もない状況ではコトの詳細がつかめない。発言は許可された。

該当教師は「申し訳ない」との謝罪と共に反省の意を語った。

が、次の言葉で終わった。

「楽しんでる生徒もいました」

該当教師は状況がわかってないらしい。

生徒がどう感じたのかは「コトが起きた後」で得られる情報だ。

問題となっているのは「コトを起こした」ことだ。

生徒がどう感じていたか、の前の行動が問題なのに。

その後

保護者からの憤慨の言葉が漏れたが、今後の対応は教育委員会と協議して決めるということで説明会は終わった。

その後、その教師がどうなったのかは知らない。というか忘れた。

知っても意味はないと思っていたから覚えてない。

息子には、学校でなにか問題が起きたら必ず知らせるように言い聞かせていた。それで十分だった。

なぜ、知っても意味がないのかと言えば答えは簡単だ。

こういった件は、被害者として訴訟でもしなければ、第三者の意見には何の効力もないからだ。訴訟ができるような問題でもない。あとは教育委員会にまかせるしかない。もっとも、まかせると言っても、まったく期待はしていない。

たとえ問題の教師が処分されたとしても、他の学校に転任して、前任の学校での不祥事は新任の保護者たちに知らされないまま、何事も無かったように新たな教師人生が歩める。そんな事例を知っている。

私にできたのは、近隣の他校の保護者に今回の件を拡散させることくらいだった。

さいごに

教師は聖職などと言われるけれど、中見は普通の人間だ。

普通の人間だからバカなことをする人もいる。そんな人に子供を預けなければいけない。それが学校の現実だ。

学校で起きる教師の不祥事から子供を守るためには、ささいなことでも気兼ねなく話し合える子供との関係を築くことだと思う。

良い先生もいるんだろうけれど、見分けは難しいから。

それではまた。

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