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仕事を教えるコツは3分クッキングにある

投稿日:2014年4月5日 更新日:

osiekata

4月になると新入社員の入社や、自分の役職・所属の変更などにより、人に仕事を教える(引き継ぐ)機会が増えます。

マニュアルの整備やルーチン化が出来ている仕事であれば引き継ぎも難しくありませんが、OJTで現場担当者まかせになるケースがほとんどでしょう。

今まで「教える」経験が少ない人は、どう伝えればいいのか、どうして伝わらないのか、と悩むことも多いと思います。そんな風に悩んでいる人は、ちょっと肩の力を抜いてシンプルに考えてみるといいかもしれません。




教え方の基本は「3分クッキング」で学べる

仕事を教える方法は業種により様々ですが、基本的な手法は「3分クッキング」が参考になります。

あの「キューピー3分クッキング」です。

短い時間で料理の手順を説明して、作って、完成させる番組はには教え方の基本が詰まっています。教え方について学んだことがなければ、難しく考えずにシンプルな手法を真似してみると良いです。

これから3分クッキングを手本に6つのステップで教え方のコツを考えてみます。

1.完成品を見せる

「今日、作る料理はこちらです」

料理番組では、まず完成品を見せますよ。ゴールを見せることで方向性が見えます

何になるのかわからない作業を教えるよりも、何になるのかわかる作業のほうが理解が早く深まります。

「言われた通りにやればいい」という教え方では、次回も言わなければできない人になってしまいます。

「いまからコレを作る説明をします」と、先に完成品をみせてあげましょう。

2.材料を見せる

「では、材料の説明をします。ひき肉200グラム、玉ねぎ:大1個…」

料理番組では必ず先に材料の説明をします。これが事務仕事の場合は資料類、修理工場なら部品や工具類でしょう。

教わる側は、何が、どのくらい必要なのかを事前に知っておけば、作業のボリュームがつかみやすくなります。

先に材料を見せるのは、教える側にもメリットがあります。

完成品に必要な材料を事前に用意しておけば、この後の説明がスムーズに出来るからです。

3.簡単な説明をしながらやってみせる

「フライパンに油をひいてなじませます」

ステップごとに簡単な説明をしながらやってみせます。

いきなり詳細な説明をされても、その説明の理解に頭を使い過ぎてしまい作業に集中できません

簡単な作業であれば手順の説明だけでも良さそうな気がしますが、どんなに簡単な作業でもやってみせたほうが確実に理解が深まります。

油の注ぎ方、フライパンを動かして広げる動きなど、当たり前の動作でも視覚から得る情報は多いものです。

4.やらせてみる

「ではやってみましょう」

どんなに簡単な作業でも、やって見せただけでは教えたことにはなりません。これでは伝えただけです。

実体験をさせることで教え方に間違いがないか確認することもできます。

やらせてみると、自分の説明が足りなかったことに気付くこともあります。このときに説明の補足ができます。

「やらせてみる」のは、どんなに簡単な作業でも必要なことです。

5.結果を検証する

「ちゃんと焼けてるかな?」

やらせた結果を検証します。

検証するときは手は止めて、検証に集中します。

教える側はやりながら問題点を指摘できますが、教わる側はやりながら理解するのは難しいものです。

気持ちの余裕が違うことをわかってあげてください。

失敗してても受け入れてあげて下さい。できなくて当たり前です。だから教えているのですから。

6.検証結果をフィードバックする

「焦げ目は良いですね。でも火が強すぎるから少し弱めて中まで火が通るようにしよう」

検証結果はかならずフィードバックします。

また、それは「どの程度」なのかも伝えます。

いいのか、わるいのか、教わる側は気になります。

良い部分と注意する部分をきちんと伝えてあげると、成果を上げるために必要なことに意識が集中できます。

教えるコツのステップは以上です。

さいごに

今回は以下の6つのステップについて説明しました。

1.完成品を見せる
2.材料を見せる
3.簡単な説明をしながらやってみせる
4.やらせてみる
5.検証する
6.検証結果をフィードバックする

1と2で全体像を見せて、3~5を手順ごとに繰り返します。

説明が上手にできないときは、話が前後することがよくありますが、先に全体像を見せておけば相手は混乱しにくくなります。

100伝えたつもりでも実際には70も伝われば良いほうだと思います。

人に何かを教えるということは、自分が「教え方」を教わっているということも忘れないようにしたいです。

それではまた。

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ケンちです。約20年ほど写真業界にいました。いまはIT系企業で主にITとは関係ない仕事をしている普通の人です。Twitterによく出没しています。