私はAndroidタブレット(Nexus7)を使ってるのですが、たまにこれでイラストを描いてみたいと思うことがあります。
パソコンで使うペンタブのような本格的な道具ではなく、日頃使っているAndroidタブレットで気軽にイラストを描きたいなと。
いままでもAndroid(iPhone、iPad)で使えるタッチペン(スタイラスペン)を使っていたのですが、イラストを描くのはちょっとつらい。キレイな線が引けない。
ということで、イラスト向きのペンを試しにいくつか買ってみました。
その内の1本は大当たり!
ばっちりキレイな線が引けました。
使っていた静電ペン

いままでは先端が金属のアミになっているペンを使っていました。
このペンはゴムよりもスベりがよく、なめらかに線が引けます。タッチの反応も悪くありません。
前回の記事のアイキャッチ画像もこのペンで描きました。

といっても、このイラストは紙に下書きを描いてからスキャンして線画を作っています。


なのでこのペンで線を引いた訳ではないんです。
このペンの最大の弱点は思ったところに線が引けないこと。
ペン先が太いため、ペンの先端からズレたところに線が引けるんです。
こんな感じ↓

いやいや、そこじゃないだろ…みたいな。
できれば線は思ったところに引きたい!
そんな思いから、ペン先が細いスタイラスペンを購入してみました。
先端が2mmのスタイラスペン
ペン先が細ければ思ったところに線が引けると考えて購入したのがペン先2mmのスマホ・タブレット用スタイラスペンです。
ペン先はゴムでできています。内蔵された電池が静電気を発生させます。静電気のおかげで細いペン先でも感度は良好。線が途切れることはありません。

これだけ細いペン先なら、思ったところに線が引けるだろうと思いました。
しかし柔らかいゴムのペン先はどうしてもグニョル。グニョルんですよ!
その若干のグニョりのおかげでやっぱり線がズレます。しかも先端が細いから安定しないんです。そこに柔らかいゴムが拍車をかけて線がフラフラしやすいです。

大雑把なイラストや手書きの文字の入力なら問題ないかもしれません。
しかし、これでは1から線画を描くのは無理です。1週間ほど使い込んでみましたが、このペンでイラストを描くのはあきらめました。
頑張って「けものフレンズ」のサーバルちゃんを描いてみたけれど、描いては消しての繰り返しで疲れました。

ペン先2mmでもキレイな線が引けない…
某いらすとや風のしずかちゃんのように太い線で多少フラフラしてもいいイラストなら描けますけどね。

思い通りの線が描けるスタイラスペンはこれだ!
やっぱり思い通りに線が引きたい!ということで次に購入したのがJotです。要するに円盤付きのペンですね。
Jot以外にも安いペンはたくさんあります。
円盤付きのペンの描きやすさのウワサは前から聞いていたんです。でも先端の円盤がどうにも受け入れられなくて拒絶していました。そんな過去の自分を張り倒したい…
すごくいいよ!これ!
円盤は透明だから先端がよく見えます。思ったところに線が引けます。グニョらないから真っ直ぐな線が引けます。

透明の円盤がディスプレイをしっかりとらえてペン先が安定します。円盤のおかげで線がフラフラしにくいんですね。
開封直後に円を描いてみました。1週間使い込んだペン先2mmと、1年以上使い込んでる極太静電ペンと比べてみました。

これ、ホントに練習とかしてません。描いて驚きました。
円盤付きのペンなら、ここまでキレイな円がサッと描けるんです。
ゴムのペン先はグニョルから線もグニョグニョです。極太静電ペンはまあまあだけど1年以上使ってこのレベル。円盤付きのペンの圧勝と言っていいでしょう。
ペン先2mmで頑張って描いたサーバルちゃんをJotでサラッと描き直したらこんなにキレイな線になりました。

すごーい!
思い通りにキレイな線が引けるのは良いですね。描いていてストレスがありません。これからはJotでイラストを描いてみます。
一緒に買ったほうがいいモノ
AmazonでJotを購入したのですが、一緒によく購入されている商品にキタコのカーボングリスがありました。
これ何に使うんだろうと思ったら、ペン先と円盤の接合部に塗るようです。

このグリスを金属の先端に少し付けただけで動きがとても滑らかになりました。これは必須ですね。
円盤の中心には金属の薄い板があります。ペン先の金属と円盤の金属を通電させるために、この電気を通すキタコのカーボングリスが最適のようです。普通のグリスは電気を通しませんからね。
キタコのカーボングリスは珍しい商品のようで、店頭では手に入りにくいみたいです。円盤付きのペンを買うなら一緒に購入したほうがよさそうです。
100円ショップでも似たペンが売ってた
100円ショップのキャンドゥでも円盤が付いたペンが売っているという話を聞いたので探して買ってみました。
見た目は100円とは思えません。すごい。

描き味は驚くほど良かったです。円盤付きのペンを試すのに良いですね。サッと線を引いてみたけど100円でこの描き味はすばらしい。

難点を上げるなら軸がゴムということです。円盤はディスプレイに押し付けたときにしか曲がりません。細かい修正にはちょっと苦労しそうです。線が途切れ途切れになる現象もあったので、本格的な使用はちょっとストレスを感じるかもしれません。

この写真は先端を少し引っ張り出してます。Jotは先端の円盤がボールジョイントで回転する仕組みですが、キャンドゥのディスクペンはゴムで曲げる仕組みになっていますね。
ちなみに、撮影のために芯を引っ張り出したら戻せなくなりました。ゴムだから芯がグニャって入りません。

もう使えません…失敗したなぁ。
キャンドゥのディスクペンは、円盤ってどうなの?と思った人がちょっと試すには良いのかもしれませんね。
さいごに

ペンの描きやすさはイラストの楽しさに直結します。
気軽に「たーのしー!」と思いながらiPhoneやiPad、Android端末でイラストを描きたい人は、円盤付きのペン Jot を試してみるといいかも。
それではまた。
使ってみた
iPhone、iPad、Androidスマホやタブレットでイラストが描けるペンを試してみた
投稿日:2017年3月8日 更新日:
私はAndroidタブレット(Nexus7)を使ってるのですが、たまにこれでイラストを描いてみたいと思うことがあります。
パソコンで使うペンタブのような本格的な道具ではなく、日頃使っているAndroidタブレットで気軽にイラストを描きたいなと。
いままでもAndroid(iPhone、iPad)で使えるタッチペン(スタイラスペン)を使っていたのですが、イラストを描くのはちょっとつらい。キレイな線が引けない。
ということで、イラスト向きのペンを試しにいくつか買ってみました。
その内の1本は大当たり!
ばっちりキレイな線が引けました。
使っていた静電ペン
いままでは先端が金属のアミになっているペンを使っていました。
このペンはゴムよりもスベりがよく、なめらかに線が引けます。タッチの反応も悪くありません。
前回の記事のアイキャッチ画像もこのペンで描きました。

といっても、このイラストは紙に下書きを描いてからスキャンして線画を作っています。


なのでこのペンで線を引いた訳ではないんです。
このペンの最大の弱点は思ったところに線が引けないこと。
ペン先が太いため、ペンの先端からズレたところに線が引けるんです。
こんな感じ↓

いやいや、そこじゃないだろ…みたいな。
できれば線は思ったところに引きたい!
そんな思いから、ペン先が細いスタイラスペンを購入してみました。
先端が2mmのスタイラスペン
ペン先が細ければ思ったところに線が引けると考えて購入したのがペン先2mmのスマホ・タブレット用スタイラスペンです。
ペン先はゴムでできています。内蔵された電池が静電気を発生させます。静電気のおかげで細いペン先でも感度は良好。線が途切れることはありません。

これだけ細いペン先なら、思ったところに線が引けるだろうと思いました。
しかし柔らかいゴムのペン先はどうしてもグニョル。グニョルんですよ!
その若干のグニョりのおかげでやっぱり線がズレます。しかも先端が細いから安定しないんです。そこに柔らかいゴムが拍車をかけて線がフラフラしやすいです。

大雑把なイラストや手書きの文字の入力なら問題ないかもしれません。
しかし、これでは1から線画を描くのは無理です。1週間ほど使い込んでみましたが、このペンでイラストを描くのはあきらめました。
頑張って「けものフレンズ」のサーバルちゃんを描いてみたけれど、描いては消しての繰り返しで疲れました。

ペン先2mmでもキレイな線が引けない…
某いらすとや風のしずかちゃんのように太い線で多少フラフラしてもいいイラストなら描けますけどね。

思い通りの線が描けるスタイラスペンはこれだ!
やっぱり思い通りに線が引きたい!ということで次に購入したのがJotです。要するに円盤付きのペンですね。
Adonit Jot Flip ボールペン一体型スタイラスペン ブラック JOTF-BK
Jot以外にも安いペンはたくさんあります。
MEKO スタイラス タッチペン2本 +交換用ペン先6個 iPhone iPad Android タブレット(ブラック/ブラック)
円盤付きのペンの描きやすさのウワサは前から聞いていたんです。でも先端の円盤がどうにも受け入れられなくて拒絶していました。そんな過去の自分を張り倒したい…
すごくいいよ!これ!
円盤は透明だから先端がよく見えます。思ったところに線が引けます。グニョらないから真っ直ぐな線が引けます。

透明の円盤がディスプレイをしっかりとらえてペン先が安定します。円盤のおかげで線がフラフラしにくいんですね。
開封直後に円を描いてみました。1週間使い込んだペン先2mmと、1年以上使い込んでる極太静電ペンと比べてみました。

これ、ホントに練習とかしてません。描いて驚きました。
円盤付きのペンなら、ここまでキレイな円がサッと描けるんです。
ゴムのペン先はグニョルから線もグニョグニョです。極太静電ペンはまあまあだけど1年以上使ってこのレベル。円盤付きのペンの圧勝と言っていいでしょう。
ペン先2mmで頑張って描いたサーバルちゃんをJotでサラッと描き直したらこんなにキレイな線になりました。

すごーい!
思い通りにキレイな線が引けるのは良いですね。描いていてストレスがありません。これからはJotでイラストを描いてみます。
一緒に買ったほうがいいモノ
AmazonでJotを購入したのですが、一緒によく購入されている商品にキタコのカーボングリスがありました。
キタコ(KITACO) カーボングリス 5g 汎用 ブラック 0900-969-00160
これ何に使うんだろうと思ったら、ペン先と円盤の接合部に塗るようです。

このグリスを金属の先端に少し付けただけで動きがとても滑らかになりました。これは必須ですね。
円盤の中心には金属の薄い板があります。ペン先の金属と円盤の金属を通電させるために、この電気を通すキタコのカーボングリスが最適のようです。普通のグリスは電気を通しませんからね。
キタコのカーボングリスは珍しい商品のようで、店頭では手に入りにくいみたいです。円盤付きのペンを買うなら一緒に購入したほうがよさそうです。
100円ショップでも似たペンが売ってた
100円ショップのキャンドゥでも円盤が付いたペンが売っているという話を聞いたので探して買ってみました。
見た目は100円とは思えません。すごい。

描き味は驚くほど良かったです。円盤付きのペンを試すのに良いですね。サッと線を引いてみたけど100円でこの描き味はすばらしい。

難点を上げるなら軸がゴムということです。円盤はディスプレイに押し付けたときにしか曲がりません。細かい修正にはちょっと苦労しそうです。線が途切れ途切れになる現象もあったので、本格的な使用はちょっとストレスを感じるかもしれません。

この写真は先端を少し引っ張り出してます。Jotは先端の円盤がボールジョイントで回転する仕組みですが、キャンドゥのディスクペンはゴムで曲げる仕組みになっていますね。
ちなみに、撮影のために芯を引っ張り出したら戻せなくなりました。ゴムだから芯がグニャって入りません。

もう使えません…失敗したなぁ。
キャンドゥのディスクペンは、円盤ってどうなの?と思った人がちょっと試すには良いのかもしれませんね。
さいごに
ペンの描きやすさはイラストの楽しさに直結します。
気軽に「たーのしー!」と思いながらiPhoneやiPad、Android端末でイラストを描きたい人は、円盤付きのペン Jot を試してみるといいかも。
それではまた。
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執筆者:ケンち
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