会社から支給される給料をメインバンクに振り込んでもらっている人は多いと思います。
この振込先の金融機関は複数設定できる(場合がある)ことを知っていますか?
システム的な問題で対応可能な会社と不可能な会社がありますが、対応可能な会社でもこの方法を説明しないことがあるようです。
説明しないからといって、やってくれないワケでもなく、ただあえて説明してないだけ、みたいな。そんな会社もあるようです。
知ってる人だけ上手に利用しているコトなのでここで記事にしてみました。
誰に言えばできる?
会社の給与の担当者にこっそり聞いてみましょう。
こっそりですよ。
できることをあえて説明しない事情を察しましょう。
まあ秘密じゃなければいいんですけどね。
どういう仕組み?
これは給与計算ソフトを使っている場合のはなしです。
給与計算ソフトには各従業員の給与の振込先が登録されています。その金融機関の情報を使って、いつ、誰に、いくら振り込むのか、という情報(ファームデータ)を作り会社のメインバンクに送信します。
このファームデータを基に会社の銀行から各従業員へ給料日に給与が振り込まれる。とまあこんな仕組みです。
で、給与計算ソフトでは振込先の金融機関を複数(3箇所ほど)設定できるものがあるんですよ。
例えば振込先を2つにしてA銀行には定額で3万円、残り全額をB銀行に振り込む。こんな設定ができます。
設定さえすれば(してもらえれば)、複数の金融機関に自動的に振り込んでもらえます。
設定は最初の一回だけだから、それほど手間でもありません。でも安易に、かつ、頻繁に振込先を変更されると困ります。そんな事情もあって、あえて言わないケースもありそうです。あくまでも想像ですが。
振込先を複数にすると便利なこと
振込先が複数あると便利なのが、毎月必ず定額を別の口座に移してるケースです。
例えば、親や子供への仕送り。
毎月決まった額を自分で振り込んでいるのなら、会社から直接振り込んでもらえば手間が省けます。
一度設定してもらえれば自分で管理しなくて良いので便利です。振込を忘れて怒られることもありません。
ほかにも積立や資産運用のために定額を別口座に移してる場合にも利用できますね。
裏技的な活用のしかた
家に入れる金額を定額にして残りは自分の口座に。なんて人もいるようです。いや、ちゃんと家族に同意の上でね。
愛人の…いや、これはやめておこう。
たくさん稼いでいるのに、口座は奥さんに管理されてお小遣いが少ない寂しいお父さんは、一万円だけ別口座にしてもらうとか。
考えればいろいろな使い方があるのですが、ここで大事なことは、他の金融機関に振り込まれた情報はその金融機関を管理している人にしかわからないということ。
家のメインバンクしか知らない人は、他の金融機関に流れて行ったお金のことは知る由もないということです。
もちろん悪用は勧めませんが、場合によっては必要な考えだと思います。
夫婦共働きで収入が十分にあるのなら、家に入れる金額は定額にして、残りは気兼ねなく自分にために使う。なんてのはアリかもしれませんね。
さいごに
すべての会社でできる方法ではありませんが、従業員が数十人もいれば給与計算ソフトを使っている可能性は高いです。
使ってみたい人は会社の給与担当者に相談してみてはいかがでしょうか。
それではまた。