上手な文章ってどうな文章だろう。
ブログを書いていると時折気になります。
私が感じる上手な文章とは…
スポンサーリンク
上手な文章が気になりだしたきっかけ
こちらのブログの記事を読んで、上手な文章って何だろうと考えました。
文章がうまい。ってどういうことだろう。 – Kyri*ate
上手な文章とはなにか、キリエさんの悩みや考えが書かれています。個人ブログを運営している人には共通する悩みかもしれませんね。
この「上手な文章とは」に対する私の回答がこちら
構成に緩急がある文章を読むと、うまいなぁと思うときがあります。マンガと同じですね。読者の呼吸をコントロールする…みたいな。
文章がうまい。ってどういうことだろう。 https://t.co/8MGzzlFwR1— ケンち@C-41プロセス (@soredou_kenchi) May 20, 2016
「構成に緩急がある」というのは上手な文章の要因のひとつだと思います。あくまでも要因のひとつなので、これがすべてではないです。
さて、ツイッターでは文字数の制限があります。伝えきれてない部分をこの記事で補足してみます。
構成に緩急が必要な理由
文章を読むと目と脳が疲れます。長文になればなるほど疲れる。
読むことに慣れている人は、疲れを回避するために「斜め読み」をしたりします。必要なポイントだけ拾って、その他は飛ばして読む。みたいな。
書き手としては、必要なポイントを読み飛ばされないように、文字を装飾して目立たせたりします。ブログでも太字、赤字、大きい文字などがよく使われていますよね。私はあえて使わないことも多いですけど。
読み手も文字の装飾を見て、ココは飛ばしてはいけない所、という認識をします。
これって、明示的に書き手と読み手の疎通がなされている状態です。
文字の装飾で読むべきポイントが認識できるので、わかりやすいですね。
しかし、文章が長くなると装飾文字ですら飛ばして読んでしまうこともあります。
そこで必要なのが、構成の緩急です。
構成に緩急がある文章とは
構成の緩急といっても抽象的ですね。ブログで言えば、一文の長さ、読点を付ける位置、行間、段落の長さ、文章の内容など、いろいろな手段と方法があります。
グッと引き込まれる魅力的な文章は、段落が長くても集中して読めます。自分にとって有益で重要な情報だと思えば集中力も高まります。書き手はそれを意識して、重要な情報を書く段落には余計な情報を含めず、読者を思いっきり引き込む文章を書いたほうが、読み手と書き手のお互いに有益だと思います。
でもそんな文章が連続していたら疲れます。
疲れますよね。
私は疲れます。
なので、長文の場合は記事全体の構成の中に、緩急があると助かります。リズムと言っても良いかも。
リズムを作る方法のひとつに「見出し」がありますね。見出しで息継ぎをさせてもらえると読むのが楽に感じます。私は。
休憩ポイントを作るのも良いかも
見出しで息継ぎができたとしても、段落に情報が詰め込まれ過ぎているとやっぱり疲れます。
たとえ面白い内容でも、一気にグワーっと読み続けていると、頭が疲れてしまうんです。なので文章の中に休憩ポイントがあると良いな、と思うこともあります。
ちょっとマンガに置き換えて考えてみますね。
マンガの絵を一コマずつ丁寧によく見ると、重要ではない絵があることに気づきます。読者は重要ではない絵を読み飛ばします。というか読み飛ばさせられます。漫画家は意図的に読み飛ばす絵を描きます。これは読者を疲れさせない配慮です。
読者を休ませる絵を描くんですね。意図的に。
上手い漫画家は、読者の休憩ポイントを作って、読ませたいポイントまで疲れさせないようにするんです。しかも休憩ポイントの絵は描き込みも少なめで、目を疲れさせず、ココは休むところだよ、と読者の脳に認識させます。
漫画家を目指している人は気付いていると思います。
線の太さ、緻密さ、描き込み量は、すべて計算がされています。大事なシーンほど、緻密で正確に力強く描かれていませんか?
いっぽう、大事ではない絵は、びっくりするほど簡略化されて描かれていませんか?
その描き方の違いは、作者が意図的に緩急を加え、読者の読むテンポと呼吸をコントロールしているんです。
文章のなかにも、あえて(神経を集中させずにすむ)読ませない一文、でもそれがあることで全体が馴染む一文があると脳が疲れないかな、と思ったりします。
そういう一文があると、疲れにくく、テンポよく、書き手の意志が伝わりやすいんじゃないかなぁと。
って、言うのは簡単ですけどね。
さいごに
構成に緩急がある文章について、私なりの考えを書きました。
私は文章を書くのが得意ではないので、意識していてもなかなか上手く書けません。
この記事はうまくいったかなぁ…
テンポよく読めたでしょうか?
呼吸、できました?
それではまた。