あなたが知っている有名なブロガーは、黒いブロガーかもしれない。
ブログというサービスが生まれる前からネットを使っていた年寄りの戯言なので軽く読み流してもらいたい。
他人を騙すブロガー
黒いブロガーと言うと、ゼータガンダム第1話のサブタイトルみたいだけれど、色黒のブロガーのことを言っているわけではない。
世の中には人を騙して金儲けをするブロガーがいる。それが黒いブロガーだ。(だ。とか言いながら私が勝手に名付けてるだけ)
ブログを金儲けのツールとして使っている人は多い。ブログの使い方は自由だから金儲け主体で使うのも自由だ。別にそれが悪いとは思わない。
しかし金が絡むと悪いことをする人も出てくる。ズルをしてでも儲けようとする人だ。
他人を騙して金儲けをしているブロガーを見ていると残念な気持ちでいっぱいになる。
そして、そんなブロガーの黒い部分を知らずに感化されるブロガーもいる。何も知らずに黒いブロガーを賞賛する。知らないのだから仕方ない。けれど、はたから見ているとモヤる。
わかっていながら加担しているのかもしれないけれど。
誰が黒いブロガーかは言えない。ブロガーは怖いから。
しかし有名なブロガーの中にも黒い人がいる。多くの人が存在を認めるブロガーだからといって手放しで信用してはいけない。
他人を騙して金儲けをするブロガーを見分けられなければ、自分も黒い人の仲間入りしてしまうかもしれない。
フォロワーが多い有名な人が、清く正しい人とは限らない。
ブロガーの人間性
ある局面で成功を収めると先生になるブロガーがいる。「こうするといいよ」と、アドバイスするブロガーがいる。もちろん、教える能力があるのならいっこうに構わない。むしろありがたい。
知識の共有は良いことだと思う。自分が得たノウハウを公開すること自体はすばらしい行為だ。それが有料であっても。
特定の分野で成功している人が、その分野の成功を目指す人に有料で知識を提供するのは、なにもおかしいことではない。
しかしその手法は人間性を顕著に表す。
例えばブロガーでありがちなパターンとしてこんなのがある。
やってみたらうまくいった
ブロガーのなかには、自己の事例だけで「こうするといいよ」と教える人がいる。なぜそうなったのか、わからないまま他人に教える人がいる。成功までのプロセスの分析もないまま事例だけ紹介するパターンだ。
もちろん「やったこと」を事例として紹介するのは悪いことではない。どうやったのか知りたい人もいるだろうから、それはそれで有益な情報だ。
収益を◯倍にした広告の貼り方
こういう記事は良いと思う。どうしたらそうなったのか知りたい人は多いと思う。私もマネしたい。させてください。
問題は
収益を◯倍にする広告の貼り方
のような記事だ。その記事に◯倍にする根拠があれば良いけれど。
この似て非なる表現の問題を理解している人の文章は謙虚だ。他人を煽るような書き方をしない。そして自分を安売りしない。これはアフィリエイターでも同じ印象がある。
ツイッターを見ていると、その人の姿勢が垣間見える。短文で瞬発的に発せられる言葉には人間性が表れやすい。(個人の印象です)
この問題を理解していない人は「俺が教えてやるぜ!」みたいな勢いでブログを書いているように見える。まあ若さなのかもしれない。
仕組みがわからないままアドバイスをする人が悪人だとは思わない。良かれと思って間違えたことを教える人を止めることもできない。
人は自分の知識の範囲でしか善悪の判断はできない。
気になるのは、そういった記事を鵜呑みにしてしまう人や賞賛してしまう人の存在だ。そういう人たちはブロガーの人間性を見ているのだろうか。
誤った情報に流される人は黒いブロガーの意見にも流される。そんな印象がある。だから心配だ。
私のような年寄りブロガーができることは、そっと見守るか、遠回しなコメントを残すことくらい。
だいたい嫌われるコメントになるから印象は悪いだろうけれど、間違えた情報を提供しているのがわかっていながら放置するのもどうかと思う。
年寄りはめんどくさい存在だ。すんません。偉そうなことを言いながら私も勘違いしてることもある。ホントすんません。
あなたが絶賛しているブロガーは黒いブロガーかもしれない
誤った情報や黒いブロガーに「参考になります!」とコメントしている若手のブロガーを見かけると少し心配になる。悪意がなく黒いやり方に染まる人もいるのではないかと心配になる。
いつか気づくのかもしれないし、そのままダークフォースに飲まれるのかもしれない。
とは言っても黒の定義は人によって違うから厄介だ。悪いことと思わずにやっている人もいるだろう。悪いことと知らずにやっている人もいるだろう。苦言をていするのもどうかと思うと、にんともかんとも…悩ましい。
偽装リンクは真黒だと思うけれど、これをやっている人気ブロガーのフォロワーは多い。みんな大丈夫か?と思いながら静観している。にんともかんとも…
著作権の問題が話題になったけれど、そこでもっともらしいことを言っているブロガーは本当に善良な人だろうか。騒ぎに便乗してイメージアップを図っているだけではないだろうか。
さいごに
他人を騙すようないいかげんな記事でもPVは上げられる。キュレーションサイトがそれを教えてくれた。月間◯万PVという数字は善良さの指針にはならない。「人気がある=善良」とは限らない。
もちろん、高いPVが悪というわけではない。
付き合う相手をよく見なければ、自分の信用も落としてしまうかもしれないよ。というはなし。
人気ブロガーって自分のことか?と思った人はたぶん違う。黒いブロガーはこの記事は読まないと思うから。
それではまた。