風邪で咳き込んでいる人に「大丈夫?」と声をかける人がいます。
親切心からなのでしょう。
でもこの声がけが迷惑になるときもあります。
答えるのが苦しい
激しい咳が出ると喋るのも苦しいものです。でも「大丈夫?」と聞かれたら、何かしら答えなければなりません。
精神的にまいっているときも同じです。話をすることがつらいときもあります。
体力的あるいは精神的に余裕があればまだいいかもしれません。けれど、どちらか一方でも切羽詰まった状態だと、答えるのが苦しいときもあります。
親切のつもりで声をかけても、相手を苦しませる結果になることもあります。
声がけに安心する人もいます
苦しんでいるときに誰からも声をかけてもらえない。
これはこれでつらいと感じる人もいると思います。
無視するような態度も考えものです。
こんなときは相手が答えやすい声がけが良いのかなと思います。
「手伝えることがあったら言ってね。話すのがつらかったらメールでもいいから遠慮しないでね」
こんな感じでしょうか。
相手がうなずくだけですむ声がけなら、負担も少ないでしょう。
気にかける配慮をしつつも、相手に負担を与えない気配りがスムーズにできれば良いと思います。
世の中いろいろな人がいるのでなかなか難しいですが。
本当の配慮
声をかける理由はなんでしょう。
なぜ声をかけるのでしょう。
相手のためでしょうか。
相手のためになっているでしょうか。
なにか違う気がします。
私は、仕事仲間が苦しんでいるときは、その人の近くにいる周りの人に声をかけます。
苦しんでいる人に負担を与えない配慮のお願いをします。
声をかけなくても手伝えることはないか考えます。
本人に聞かなくてもできることがないか考えます。
誰かが声をかけていたら、私からは声をかけません。ある意味冷たい対応ですね。心配されたがりやなタイプの人には声をかけるけれど、必要以上に接近しないで応援したいと思っています。
単に人付き合いが苦手なんですけど。
でも、声をかけるだけよりはマシかな。なんて思ってみたり。
さいごに
私は「大丈夫?」と声をかけられるのが苦手です。
いつも答えに困ります。
そんな人もいるんです。
でも、こういう話をすると「心配してあげてるのに」と言われたりします。
「心配してあげてるのに」って、おもしろい言葉だなと思います。
それではまた。