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明日死んでも後悔しない生き方は後悔するかも

投稿日:2014年5月19日 更新日:

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photo credit: Alex E. Proimos via photopin cc

こんにちは。日本人の平均寿命の半分以上生きているケンちです。
40歳を過ぎたころから「死」をリアルに意識するようになりました。「もう半分来ちまったか~」みたいな。

明日死んでも後悔しない生き方について考えている人も多いと思います。私も考えました。でも、この考え方って、どこかおかしいと思います。



生きるとは(お、重い…)

「生きる」とはどういうことか考えるとき、私は黒澤明監督の映画「生きる」を思い出します。生きる意味を深く考えされられる名画です。

この映画「生きる」では、胃癌(当時は治療法がなかった)に犯された役所の課長が、人生の生きがいを見失い途方にくれる局面の中から、生きた証を残すために翻弄する姿が描かれています。まさに生きている姿です。

主人公の生き様と対照的なのが役所の他の人たちです。文字通りのお役所仕事を淡々と続ける人たちは「生きている」といえるのか?機械的に事務処理を行う人たちは滑稽に見えます。

何かを成し遂げようとしている課長と、淡々と事務をこなす人たちを見ていると、「生きる」とは、何かを成し遂げ、自分の痕跡(物理的でも精神的でも)を残すことではないかと感じ取れます。

何も残らない人生では、何の”ため”に生まれてきたのかわかりません。

この”ため”が形になって、はじめて生きている(生きた)と言えるのではないでしょうか。

「明日」というキーワードに固執しない

「明日死んでも後悔しない生き方」を考えるときに、明日死ぬ前提で生き方を考える人がいます(恥ずかしながら昔の自分もそうでした)。

「生き方」についての考えなので、人生80年で考えてもいいはずです。

その途中で死んでも後悔しない道を選んでいればいいということです。

明日死ぬ前提で考えていたら、ご飯も食べずにやりたいことだけやってればいいです。お金は使い果たしてもいいです。でも、それってダメでしょ?

人生設計も同じです。明日が期限ではありません。

では80歳まで生きる前提で人生設計したとして、明日死んでも後悔しないなんて、ありえるのでしょうか?

「明日死んでも後悔しない生き方」に感じる矛盾

「生きている」とは、何かを成し遂げようと躍進している状態です。それが生きがいです。
その途中で死んでしまって、本当に後悔しないでいられるでしょうか?

自分が死んでも誰かに引き継げる状態になっていれば後悔しない?

何か腑に落ちません。

私の意見は反対です。

明日死んだらすごく後悔するくらいのことを日々やるべきだと思います。

「もっとやりたかった」と思えることをやるべきです。それが生きるということだと思います。

明日死んでも後悔しない生き方って、何か「あきらめ」のように感じます。それって、本当に生きていると言えるのでしょうか?

後悔してもいい

「後悔」を悪いイメージで考えるから「後悔しない方が良い」と考えるのかもしれません。

なにも考えないで生きている人は後悔しません。

計画に時間をかけて万全を期しても後悔する結果になることはあります。

後悔をする人は、それだけ望むものがあるということです。建設的でいいじゃないですか。失敗したらやり直せはいいだけです。

人類史上に残るほどの偉業を成し遂げたのなら「悔いなし」と言えるかもしれませんが、多くの人は当てはまらないでしょう。

さいごに

「明日死んでも後悔しない生き方」の本質的な意味は「全力で生きよう」ということなのでしょう。それをわかりやすく表現するために「明日」というキーワードを使ったのでしょうね。

私は、明日死んだら「もっとやりたかった」と後悔するように、いろいろなことにチャレンジする意気込みを忘れないようにしたいと思います。

それではまた。

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ケンちです。約20年ほど写真業界にいました。いまはIT系企業で主にITとは関係ない仕事をしている普通の人です。