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デザインのヒント

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危険を知らせるサイン

人が作ったものはすべて誰かがデザインしたものです。だから、街はデザインであふれています。

ブログやホームページを作る。お店のチラシを作る。商品のPOPを作る。何か作ろうとしたとき、必ずデザインを考えますよね。そのデザインのヒントは街の中にたくさんあります。

今日は久しぶりに地下鉄に乗ったので少し写真を撮ってきました。その写真を使ってデザインについて考えてみたいと思います。

※すべて私の私見です



そのデザインの意味

高田馬場の駅名のサイン

いつも電車に乗っている人にとっては、珍しくない駅名のサイン。こんなモノでもよく見るといろいろ考えられています。

この写真は東西線の高田馬場駅(下りホーム)で撮りました。

次の駅は落合です。だから早稲田の文字は薄くなっています。薄くデザインされています。文字を薄くすることで、そっちには行かないよと表現しています。

よく見ると、ルビ(読み)は漢字の下に付いています。普通、ルビって漢字の上に付けませんか?

このサインを目にする人にとって優先すべき情報は「漢字の駅名」だと思われます。視線は上から下へ流れるものなので、漢字を上にしたのでしょう。ルビは補助的な情報なので、主たる情報の邪魔をしないレイアウトを考えた結果、下に付けたのだと思います。

フォントのデザインも面白いです。急いでいる人が、サッと見て解るデザインです。このフォント、パソコンにありますかね?

外国人に対するサイン

インフォメーションのサイン

アルファベットのアイが出っ張っているサインがありました。インフォメーションのサインです。

なぜ出っ張っているのでしょう。

インフォメーションには、駅構内の図や、駅周辺の地図があります。外国人が目的地に向かうために必要な情報です。

想定する外国人は、電車を降りてすぐに、どちらへ向かえばいいか悩む人でしょう。だから、遠くからでも見えるようにサインを出っ張らせたのだと思います。

利用シーンをイメージしたやさしいデザインですね。

危険を知らせるデザイン

危険を知らせるサイン

今回、一番感心したデザインがこの写真です。よくデザインされているなぁと。

表面は光沢が無い素材です。反射が無いので、どの角度から見ても文字がハッキリ見えます。白抜き文字だから、なおさらハッキリ見えますね。しかもこの白は輝度が低くなっています。眩しくない目にやさしい白です。

文字の周りの余白(この場合は余黒)が十分に確保されているので文字が引き立っています。余白のおかげで文字が背景に邪魔されず、読みやすいです。

フォントは視認性が高いデザインです。視力が弱い人にも認識しやすいです。このサインが誤読されたらたいへんですからね。(もう少しアキが広い方がいいかな…とは思いますが)

危険を知らせるサインは、多くの人に見てもらわなければなりません。このデザインなら、近視の人、色盲・色弱の人、遠くにいる人、近く(ほぼ真下)の人など、多くの人にハッキリと見てもらいやすいです。

一見、素っ気ないデザインです。でも、デザイナーはこのサインの意味をよく考えていると思いました。

わかりにくい配置

解りにくいサイン

こんどは解りにくいサイン。これも勉強になります。

私は西武新宿線に乗りたかったのですが、この案内を見て足が止まりました。

どっちへ行けばいいんだろう…

正解は左上の矢印方向(出口1〜3)です。わかる人にはわかると思います。でもこの案内では、西武新宿線の文字と矢印が離れ過ぎています。

案内を利用する人は、まず文字を見ます。次に矢印を見ます。このステップを考えたら、矢印は文字の近くになければ解りにくいです。実際、『西武新宿線』の文字に近い矢印を探すと『出口1〜3』と『出口4』が、ほぼ同じ距離に配置されているのがわかります。

よく見ると『西武新宿線』の文字と『出口4』の矢印の間には線が引かれてます。きっと、この線を区切りとしたのでしょう。しかし瞬間的な判断をするには弱い線です。もっと太くハッキリとした線が引かれていたら、区切りの認識がしやすいと思います。

この案内は視線の動きに対する考慮が少し足りないデザインだと思いました。

さいごに

街で見かけるデザインに考える。

なぜその形なのか

なぜその色なのか

なぜその大きさなのか

なぜその質感なのか

なぜその向きなのか

なぜ

なぜ

ひたすら考えてみる。

デザイナーの意思が見えたら、自分のデザインの参考になります。それは、あらゆるデザインの参考になります。ブログにだって活かせると思いますよ。

デザインをじっくり見ていると、世の中が少しおもしろくなります。

それではまた。

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